CGI

2005年08月25日

「午前8時の脱走計画」

夏真っ盛りの、ある日の話。
独房の一室がもぬけの空であることに監守が気付いた。
どうやらいつの間にか脱走したようだ。

鉄格子を破られた形跡はまったくない。そのうえ目撃者もいない。
ただ、奇妙な足音だけを耳にした者が何人かいた。
それが午前8時のこと。その独房に日が差し込み、暑さが増す時刻だった。

その後、午前11時頃に、駅前を巡回中の若い婦警が、
群れをなしてあたふたと疾走する「ところ天」を目撃した。

鉄格子を抜け出したのは寒天だった――という他愛もない話。

(おわり)

posted by sleepdog at 18:11| 北海道 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧作倉庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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