日本人なら誰もが知っていなくてはならないこと。
それは、8月6日は広島に原爆が落ちた日だということだ。
高校野球の開会式。高知の明徳義塾大学の不祥事でちょっと話題になっているが、
おりしも今日である。広島県代表の高陽東高校が、全国の出場校48チームの選手たちにも黙祷を提案したところ、高野連に止められて、高陽東高校だけで黙祷をしたそうだ。
以下、Yahooニュースの記事を転載する。(全文はこちら)
しかし、メッセージを伝えようとしたところ、高野連の田名部和裕参事が「原爆は広島だけのこと。この場でみんなを巻き込むのは良くない」と制した。同校ナインは列を外れ、広島の方角に向かって自分たちだけで黙とうしたという。選手の一人は「他府県の選手にも被爆の悲惨さなどを知ってもらおうと考えたのに、悲しい」とがっかりしていた。
ちょっと待て。
太平洋戦争は、広島県が真珠湾に奇襲して、あるいは東南アジアや中国、朝鮮半島に進軍して起こった戦争ではない。日本がやった戦争だ。原爆が広島と長崎に落とされたのは、ただアメリカに標的として選ばれただけのこと。沖縄、長崎も含め、国がやった戦争の大きな犠牲の地となったのだ。
「みんなを巻き込むのは良くない」だなんて、この参事は一体どんな考えでそう発言したのか?
日本の首相は毎年この日は広島に行くんだぞ。県知事が出席すれば済む式典ではないのは誰もが分かっていることだ。
ニュースには続きがあり、朝日新聞本社は「全体では行わないという意見は高野連と一致している」ということだが、まったくもって理解でない。無神経すぎて言葉も出ない。
戦争が引き起こした甚大な犠牲に対し、真摯な態度を後の世代にも伝えていくべきではないだろうか。高校野球自体は毎年楽しみにしているが、このような発言は本当に残念でならない。



それを機会に、今回の高野連参事の対処に関して、いろいろなブログを検索してみました。
そのなかで最も印象的だったのは、こういう意見です。
<B>「平和だからこそ野球できる」</B>
この一言に尽きるのではないかと思います。
平和を願うまっすぐな高校ナインの気持ちが退けられたことに、深い悲しみを覚えてなりません。