CGI

2005年11月13日

旅日記「函館市電紀行」

せっかく北の大地にいるのだから一念発起して特急北斗に乗り込み、まずは南端から攻めてみむとてするなり――というわけではないのですが、昨日仕事で函館に出かけ、そのまま温泉宿に一泊して、今日は五稜郭などを観光してきたという日記です。タイトルは決して函館市・電気工と読みません(←誰も読みません)ので期待された方はご注意を。

さて、旅日記と言ってもブログらしく、携帯カメラで撮った写真をつらつら並べ、のんべんだらりと散歩道を書いていくだけですが、函館でたぶん一番シンプルな観光は市電コース。主要な名所がだいたいあります。これは非常に便利でした。函館は、北海道で札幌をしのぐ歴史と見所がある街で、札幌から特急で3時間半ほど(お金に余裕があれば丘珠空港から飛行機であっと言う間に行けますが)。札幌よりも気温がやや高いので、この季節でも観光客は結構見かけました。

 金曜日の午後、先輩と二人で函館駅に到着。すると、駅前にでかい真っ赤なモニュメントが。(以後、画像はクリックすると拡大表示されます)

damepo.jpg

 私が「だめぽ(orz)にそっくりですね」と言うと、先輩は大笑い。しかも親子(?)二人してだめぽな感じで、「だめぽな親子」と勝手に命名。……函館のみなさん、ごめんなさい(爆)

 先輩と二人で仕事を無事終えて、予約していた湯の川温泉・プリンスホテル渚亭へ直行。この湯の川温泉、なんと海岸線に臨み、海が見える温泉です。昼間には津軽半島まで見えます。この温泉街にはいくつか温泉宿がありますが、渚亭が先輩のイチオシでした。もうこのあたりは地元の方に完全にお任せで。チェックインした後、最近できたという屋台村にタクシーで行きました。
 それほど広い屋台村ではないのですが、飲み屋だらけ……でもなく、ジンギスカン、中華、イタリアンなダイニング、ラーメンなどごった煮な感じ。どの店も手狭で、カウンタ席ばかりがいかにも屋台村らしく。その中からおでんと刺身が食える飲み屋に入りました。ひとしきり食べ、コーヒー焼酎なるものを注文。この焼酎、この店オリジナルとのことで(というか普通の焼酎にコーヒー豆を入れて数日置いただけのものらしい)、意外にもなかなか飲みやすく香りが良かったです。
 そして渚亭に帰り、浴衣をはおって大浴場へ。海が間近のせいか、お湯がちょっと潮の味で、何となく新鮮。露天風呂へ出ると、湾形をした海岸線の向こうに函館市街地の夜景がキラキラと輝いていました。お湯の温度もちょうど良く、なごやかな潮騒に包まれて、長いこと浸っていました。

 翌朝は先輩とは別行動。というか先輩は週末の家族サービスのため朝のうちに早々と札幌へ。もったいないと思いつつ、お子さんが小さいので仕方がないようです。残った私は朝風呂にもう一度入り、それからチェックアウト。

nagisa.jpg

 バス停近くから眺める午前の海岸の景色です。風は寒くて、雲もありますが、なかなかの観光日和。海鳥たちが海辺で遊んでいました。もう少し寒くなったらどこかへ渡るんでしょうかね。
 邪魔くさいスーツなどの荷物をコインロッカーに預けるため、とりあえずバスで函館駅へ一旦行きました。バス行の途中で石川啄木の像が目に留まりました。彼が滞在したことがあるそうで、記念公園が海岸通りにあるのです。そして、荷物を置いていざ函館市内観光へ! 渚亭のロビーのラックにあったカンソな観光マップを手に、駅前の市電乗り場へ向かいます。

shiden.jpg

「どっく前」という看板に妙な親近感を覚えつつ(笑)、駅の東へと。この市電の終着駅は造船のドックがあった場所なので「どっく前」駅のようです。ロープウェイのある函館山を横に見つつ、市電はのんびり進みます。温泉、市電、石川啄木、ロープウェイ、とイメージが連なると……かつて大学時代に旅行した、「坊ちゃん」の聖地(←大袈裟か)松山市・道後温泉を訪ねた思い出がぴたりと重なりました。松山城にロープウェイで昇ったり、石川啄木記念館にも行ったりと、意外にも似た要素が揃っているなと不思議な感動にふけりつつ。旅はこういうのが面白いですね。

 市電の末広駅で降り、波止場のほうへ少し歩くと、北島三郎記念館とGLAYのアート館が一緒に入った建物が。まるで紅白歌合戦のような記念館だな、とにやにや顔で通り過ぎると、波止場に「北海道第一歩の地碑」というのがありました。

shirokuma.jpg

 明治維新後、北海道の入口になった函館に内地の人々が上陸した旧桟橋を記念した碑です。なぜか分かりませんが、白クマをモチーフにしたモニュメントでした(白クマは自生してませんが何か?爆)。
 時間があれば坂の道を昇り、聖ヨハネ教会ハリストス正教会を眺めて回りたかったのですが、函館は今回が二回目で、前回車でライトアップされた教会を見て回ったので、今回はパスしました。舗装された坂道や丘の上の洋館を見ると、横浜や神戸を思い出すんですよね。やはり欧米諸国の領事館などが建てられた港町は同じような歴史の色を持つのですね。
 さて、私が西波止場へ来た理由は実はひとつ。「ラッキー・ピエロ」というハンバーガーショップが目当てでした。

luckypierro.jpg

 アメリカン・オールド・ファッションな外観からも分かる通り、マクドみたいなファーストフード店ではなく港町らしいレトロな店構えがいいのです。函館市内にいくつかチェーン店がありますが、西波止場は本店で、ブランコ席(店の梁からブランコが下がっている席)があるのです。ここのチャイニーズ・チキンバーガーはハンバーガー金賞に選ばれたことがあるらしく(そんな選手権があるとは今日まで知りませんでした^^;)、やはり一番人気のようで。ちなみに、一昨年くらいにテレビ番組のDEBUYAが来て、めちゃくちゃでかいハンバーガーを食べていったそうです。
 カップル率の多い店内で、私は敢然と男一人で席に座り、チャイニーズ・チキンバーガーを注文。甘辛ソースがしみた鶏の唐揚げが最高で、レタスもたっぷり、ゴマびっしりのバンズ(パン)、爽やかなサワークリームが程よくからみ、かなり美味しい逸品でした。これは普通にオススメです。

 その後再び市電に乗って、函館駅前を通過し、かの有名な五稜郭公園へ。NHK大河「新撰組!」でも土方歳三戦没の地として出ましたが、やはり函館に来たら五稜郭は散策してみたいと勇んで向かいました。市電・五稜郭公園前駅で下りて歩くと、真っ白い五稜郭タワーの姿がだんだん見えてきます。

tower.jpg

 それほど高くはないのですが、まわりに高層ビルが少ないので、やはり端正な白さが際立って(洗剤のCMみたいだ^^;)、明るい日の光を浴びていました。最上階には展望台があるのですが、やはり夜景を楽しむためのものなので、今回はパス。横を通過すると、新撰組副長・土方歳三のブロンズ像が立っています。やっぱりこれは見て帰らないと!!とコーフンしつつ、羽織から軍服へ着替えた指揮官の雄姿をしばらく眺めました。旧幕府軍上層部の中で、箱館戦争で戦死したのは彼一人と伝えられているようで、武人として名を歴史に刻む結果になりました。

hijikata.jpg

 そして、彼のブロンズ像の隣りには箱館戦争の戦没者慰霊碑が。戦争時に使われた銃器も。

ireihi.jpg

 五稜郭公園に入り、ぐるりと外を巡るお堀にかかる橋を渡り、公園内へ。入口にある「五稜郭跡」の碑です。

goryokakuato.jpg

 公園内は緑の多い平坦な松林になっていて、復元された兵糧庫の横を通り、市立函館博物館五稜郭分館に入りました。戊辰戦争の絵巻物、略年表、榎本武揚・松平太郎・土方歳三ら旧幕府軍の肖像写真や、旧幕府軍の組織図、箱館沖の海戦・五稜郭開城の流れや、旧幕府軍の軍艦「開陽丸」の模型、新政府軍の軍艦「朝陽」(旧幕の軍艦「蟠龍」の砲弾で沈められた船)の竜骨の欠片、当時の甲冑、軍服、砲弾、洋式銃の数々、手術道具など、戊辰の遺物がたっぷり詰まった展示物の数々にコーフン・マックス!! これで入館料100円だなんて、マジっすか。(ちなみに、せいさんも来たのかなぁ)
 これが市立函館博物館五稜郭分館の入口です。幕末にロシアやアメリカから購入したキャノンが! 嗚呼っ!

canon.jpg

 そして、帰りの電車の時間を確かめつつ、せっかく函館に来たので名物の塩ラーメンを食べようとお店を探すと、五稜郭公園出たところすぐに良さそうなラーメン屋が。あじさいというラーメン屋さん。事前情報は仕入れてなかったのですが、外装がとてもきれいで写真もうまそうなので、早速トライ。お昼からそんなに時間空いてなかったので、塩ラーメン並600円を一杯注文。まだ時間が早かったので、すぐに出てきました。

ramen.jpg

 食べてみたらめちゃうま! 普通にうまいです。当たりでした。
 コンブだしをベースに、野菜と鳥ガラと豚骨のコクを合わせて、透明なスープとやわらかなチャーシュー3枚とたっぷりネギが良いです。大満足で今回の函館観光ラストフードを飾ってくれました。


 この後、すっかり日も落ちて暗くなったので、また市電に乗り、函館駅へ。特急北斗に乗って札幌市内に帰ってきました。市電を足に、温泉、ベイエリア、五稜郭を楽しく回った一日でした。
 ラストはおまけ。五稜郭公園の近くで見つけたなかなかナイスなマンホールです。函館沖はイカ漁が盛んで、イカ祭りや、函館港おどり・いか踊り大会などもあるそうで、うーむ微妙に気になります(^-^;)。そんなわけで、旅行記を最後まで読んでくださった方に感謝☆

manhole.jpg
posted by sleepdog at 00:31| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
メロメロパーク