このところ、世間ではミルメークだかリメイクだかがあちこち流行っていますが、創意工夫で“新しさ”を生み出す気風が欠けてしまってはいけないと危惧する声も聞かれます。
創作家のコラボレーションとして「リレー小説」がありますが、文体を似せる、破綻しないように打ち合わせる、といった窮屈な枠組みはこの企画
スタイルの本当の魅力に対し『足枷』をしてきたと思います。私も大学時代に小説
サークルで「リレー小説」をやりましたが、あるとき整合性よりユニークさにこだわる一人のメンバーが“はっちゃけてくれた”おかげで、アイディアのぶつかり合いな企画に発展した(暴走した)という記憶もあります。
つまり、まったく違う文体、作家性、人物像でリレーする試みは、物語のダイナミズムを刺激し、時に思わぬ感動を生み出す期待をはらんでいるわけです。……とまあ、仰々しく語ってしまいましたが、とにもかくにも、そんな新しいリレー小説の可能性に満ちた大注目の
新コラボ企画「ビスケット・アンド・ドーナツ」が高橋京希さん・BUTAPENNさんの共同執筆によりこの夏スタートするというニュースです。(←前口上長すぎっ)
高橋京希さんは、いよいよネットを離れ、文壇デビューへの道に精進されることを宣言し、これがネット企画ラストとなるようです。去年、私も京希さんと
恋愛リレー小説「大好きだよ、君が。」でご一緒させていただきましたが、すごい吸引力と共鳴性を発する素晴らしいストーリーテラーです。
一方、
BUTAPENNさんは恋愛観、人生観の深さや含蓄に思わずうならされる力量をお持ちのマザー的なお方です。主人公達に試練を与える(=設定でいじめ抜く^^)手腕もさすがです。
この二人が組むというんだから、黙って寝てられません。(←寝るときは黙ってなさい)
「リトマス試験紙」というニックネームを持つ純粋な19歳の青年と、夫に女扱いされていないことにブチ切れ冒険に飛び出した40歳の女性。どんな
ストーリーが生まれるか期待せずにいられません。
「ビスケット・アンド・ドーナッツ」予告編
posted by sleepdog at 12:30| 京都

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